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2024.09.05

活動報告

参院海外派遣団 〜タイ所見レポート

参院海外派遣団 〜タイ所見レポート

37歳ペートンタン・シナワット首相就任し、組閣の最中だが、引き続き要職就任が見込まれスリヤ副首相兼運輸大臣、エクシリ外務次官ほか面会。

我が国とタイは、皇室-王室関係が成熟し、経済から国民レベルの交流は少なくとも600年以上有する親日国。

現在政府間では、「包括的戦略的パートナー」を締結し、グローバル経済や地政学的戦略を共有している。

1954年以来ODA事業は70周年を迎え、最大の供与国となっている。これまでタイに対して、チャオプラヤ川架橋は14本、浄水場整備により市内上水の7割を供給、基幹道路道路整備などで総額2.8兆円に上り、同国の発展的基盤となっており、歴史的に非常に親日的。

スワンナプーム国際空港、レッド/パープルライン、レムチャバン港など、我が国が整備に寄与した主な先も視察、第三国への日タイ共同支援の拡充していくことも確認した。

東部臨海開発が最たる成功例だが、当該地区のGDP年率11.7%は国内でも群を抜いている。円借款/技術協力/直接投資は非常に身を結んでいるが、いわゆる”中進国の罠”、すなわち安い労働力での人海戦術で世界の製造業拠点となっている経済から、より高付加価値を生む高度産業、それを支える高度人材、科学技術産業の後押しは重要な論点。

我が国の高専制度をまるまる導入した、タイ高専は本年に1期生の卒業を迎え、日系企業や現地産業界からも非常に注目されている。

ASEANの老舗国として、周辺国への自由で開かれた経済や外交の連携のため、我が国と一層の協力関係を後押ししたい。
※本視察団の公式派遣報告は、後日書面及び委員会質疑応答にて、参院HPより公開いたします。